伝統と革新が息づく場所。私たちのあんこが「香川生まれ」である理由。
こんにちは。「あんこの革新」です。
工房の窓から見える空は高く澄み渡り、穏やかな秋の日差しが心地よい季節となりました。
このブログではこれまで、私たちのあんこが「つぶあんでも、こしあんでもない」理由や、私たちが選び抜いた「希少糖」と「てんさい糖」の黄金比率、そして品質への「約束」について、熱く語らせていただきました。
その全ては、私たちが皆様にお届けしたい「美味しさ」と「安心」のための、内なる物語です。
今日は、私たちの視点を少し外に向け、このあんこが生まれた「場所」についてお話しさせてください。
私たちが拠点を置く、この「香川県」という土地についてです。
「あんこの革新」というブランドは、この土地でなければ生まれ得なかった。
私たちは、そう確信しています。
なぜなら、香川とは、「伝統を深く、深く、磨き上げる力」と、「常識を軽やかに飛び越える、革新の精神」とが、奇跡的なバランスで共存する場所だからです。
■香川のDNAに刻まれた「伝統」と「革新」
皆様は「香川県」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。
多くの方が、まず「うどん県」を思い浮かべるかもしれません。それは、香川の持つ「伝統」の側面を象徴しています。単にうどんを食べるだけでなく、その日の気候に合わせて塩加減を変え、鍛え、熟成させる、妥協なき職人技。美しく手入れされた日本庭園「栗林公園」に見られるような、細部にまで美意識を宿らせる、丁寧な手仕事。そして、上品な甘さが特徴の「和三盆」。これらはすべて、古くから受け継がれてきたものを、時代に合わせて研ぎ澄ませてきた、香川の「伝統」の力です。
しかし、香川は決して、古いだけの場所ではありません。
同時に、日本でも有数の「革新」の地でもあります。
島々を舞台に、世界中のアーティストが斬新な表現を競う「瀬戸内国際芸術祭」。
そして何より、私たちのあんこの核でもある「希少糖」。
この奇跡の甘味料が、ここ香川の大学(香川大学)の研究によって、世界で初めて大量生産への道が開かれたという事実は、この土地が持つ「革新」のDNAを、何よりも雄弁に物語っています。
「受け継がれてきた本物を、どこまでも磨き上げる力」と、「新しい価値を恐れずに生み出す、大胆な発想力」。
この二つの精神が、この土地の空気には、当たり前のように息づいているのです。
■「あんこの革新」は、香川の精神そのもの
もう、お分かりかもしれません。
私たち「あんこの革新」がやろうとしていることは、まさにこの香川の精神、そのものです。
【私たちの「伝統」への敬意】
私たちは、「あんこ」という、日本人が千年以上にわたって愛してきた食文化の魂を、深くリスペクトしています。だからこそ、北海道産小豆という最高の素材を選び、その風味を最大限に引き出すため、「てんさい糖」が持つ、まろやかで伝統的なコクの力を借りました。
【私たちの「革新」への挑戦】
しかし、私たちは「昔ながらのあんこ」を作るだけでは満足しませんでした。「つぶあんか、こしあんか」という古い常識に疑問を投げかけ、両者の長所を併せ持つ、新しい口溶けを追求しました。そして何より、地元・香川が生んだ科学の結晶である「希少糖」を大胆に採用し、あんこの未来を切り開こうとしています。
伝統を、革新する。
私たちのブランド名は、そのまま、私たちが愛するこの土地の精神性を表しているのです。
■この土地の「誇り」となるために
私たちは、香川県に拠点を置く企業として、この土地の素晴らしい産品や文化に、深く根ざしていきたいと考えています。
うどんや和三盆、オリーブに並ぶ、新しい香川の「誇り」として。
「香川の県産品」として、皆様に胸を張ってお届けできる逸品として。
私たちのあんこが、もうすぐ皆様の元へ届きます。
その一口を味わう時、もしよろしければ、ほんの少しだけ、この穏やかな瀬戸内の風と、伝統を愛しながらも常に新しい何かを生み出そうとする、この土地の「空気」を感じてみてください。
私たちが届けたいのは、あんこという「モノ」だけではありません。
この土地が育んだ、豊かな「物語」そのものなのですから。
▶香川の精神(こころ)を、一口に込めて。「あんこの革新」公式サイトhttps://85anko.com/
